narの緑陰

=強小魂=

2012シーズン総括

[2012シーズン][総括]

2012シーズンを振り返る

2011退団・引退
監督 松田 岳夫
GM 竹鼻 快
ポジション 選手名
DF 喜多 靖
DF 冨山 達行
DF ジョン ドンホ
MF 服部 年宏
FW 阿部 祐大朗
FW 梅田 直哉
2012開幕前加入
監督 吉澤 英生
ポジション 選手名 2012出場数
GK 杉本 拓也 0
GK 紀氏 隆秀 0
DF 柳楽 智和 16
DF ロイ スミス 6
DF 三浦 修 17
MF 熊澤 圭祐 7
FW ケニー クニンガム 9
2012途中加入
ポジション 選手名 2012出場数
DF 藤本 修司 5
FW 久保 裕一 16

開幕から暫くは、ポストプレイヤーを置かないポゼッションスタイルを目指していた。

開幕戦スタメン
GK 小針 清允
DF 尾崎 瑛一郎
柳楽 智和
戸川 健太
加藤 秀典
MF 森 英次郎
実信 憲明
小井手 翔太
鶴見 聡貴
FW 美尾 敦
福井 理人
開幕戦ベンチメンバー
GK 杉本 拓也
DF 内間 安路
ロイ スミス
三浦 修
MF 三浦 旭人
FW ケニー クニンガム
住田 貴彦

吉澤監督は、森のボランチ起用が失敗したことや実信の長期離脱は大誤算だったのではないだろうか。
岡野のカンフル剤投入や美尾を中盤のパス回しに参加させることで応急処置を図ることになった。
最善の形を模索する中で、前線で溜めを作る場所がチームには必要となった。
途中加入の久保がターゲットマンとして機能することで安定を得た。

成績

順位 勝ち点 試合数 勝数 引分数 敗数 得点 失点 得失点差
20 38 42 11 5 26 33 78 -45

引分数、敗数、失点、得失点差は、リーグ最下位の成績。
勝数の差で、辛くもJ2残留することができた。

観客動員数を振り返る

平均は、3,000人台。
J2日曜日開催に変更となった影響が大きいと思う。
J1とJ2の開催日を分けた恩恵として、スカパーのLive放送が増えた。
スタジアムから足が遠のく理由の一つにはなったかもしれない。

来シーズンに向けて

プレーオフ制度導入でオフシーズンが長くなったことを最大限活かしたい。
23歳以下のレンタル移籍自由化を有効活用したい。

退団・引退
監督 吉澤 英生
ヘッドコーチ 中村 有
ポジション 選手名
GK 井上 敦史
GK 多田 大介
DF 内間 安路
DF 水本 勝成
DF 加藤 秀典
DF 鈴木 伸貴
MF 三浦 旭人
MF 熊澤 圭祐
MF キム ソンミン
MF 小井手 翔太
MF 美尾 敦
FW 福井 理人
FW ケニー クニンガム
加入(監督、GM、ヘッドコーチ)
監督 小村 徳男
GM 前田 浩二
ヘッドコーチ 吉澤 英生

前田GMに現場全体の統括を任せると塚野代表から説明があった。
塚野代表本人も含めて、周りは口を出さずにシーズンを通して任せられるか。
竹鼻前GMの苦い経験を無駄にしないように、前田GMには存分に働けるようにサポーターからも後押ししたい。
吉澤元監督がヘッドコーチとして就任。小村新監督の全面サポートに期待したい。

ガイナーレのサッカースタイル

ガイナーレのサッカースタイルを確立させることが、来季の主テーマの一つになりそう。
ガイナーレの目指すサッカースタイルをおさらいしておく。

  • 質問状の回答にあったガイナーレが目指すサッカースタイルの説明
    • パスの出し手と受け手が意思疎通を図りながら組織力で成し遂げる攻撃的なパスサッカー
  • 小村監督の思い描くサッカースタイルの説明
    • 守ってカウンターではなく、ボールを保持し、主導権を握る中で、選手が躍動するサッカー

つまり、ポゼッションサッカーを確立させることになる。
自分の解釈になるが、ポゼッションサッカーの要点としては3つある。

  1. パス

受け手が連動して複数のパスコースを確保しつつ、出し手がゴールへの道筋となるパスを選択できるかどうかが生命線となってくる。
出し手のパス精度が低くてミスを連発しているようでは話にならないが、2012シーズンのガイナーレは特に受け手の動きの質が低かった。
パスを引き出す受け手の動きの改善は必須となってくる。

  1. ビルドアップ

パス精度だけではなく、広い視野を持っている選手が必要となる。
守備的MFまたは最終ライン(GK/DF)の選手からのパスでチームの攻撃スイッチを入れられないと機能しない。
守備的MFは実信選手、最終ラインは柳楽選手がいるが、代役不在でどこまで補強ができるか。
正GKを務めた小針選手は、チャンスへと結びつくパスには乏しく、ビルドアップの参加においては課題が残るところで、杉本選手などの台頭にも期待したい。

  1. ポジショニング

ゴールへ向かったパスの連動がポゼッションサッカーの目指すところ。
そのために、オフザボールの動きやポジションチェンジを頻繁に行うことで、数的優位とマーク混乱を作り出すことが最大の狙いとなる。
また、攻撃スイッチを入れる役割の選手をオープンな状況でボールを保有させることにもなるため、重要度はさらに増す。
2012シーズンでは尾崎選手が攻撃のアクセントになっていた。

自分達のサッカーを貫くというよりも、各選手が相手の嫌がる動きを研究・徹底して90分間通して実践するスタイルが、ポゼッションサッカーの真髄だと思う。
FUNサッカースタイルを完成させてほしいね。

フォルツァガイナーレ